1.効率性・操作性の向上

1.透析液を用いた自動化機能

逆ろ過透析液およびオンライン補充液の2方式に対応しています。
ご使用のダイアライザ、運用に応じて任意に使い分けることができます。

2.ナビゲート機能

工程・状態に応じて必要なスイッチ類を集約表示するナビゲート機能により、操作性の向上および操作手順の平準化を支援します。

2.より安全な透析環境の構築

1.自動返血時の圧力監視

血液ポンプの回転を伴わない独自機構により、逆ろ過透析液による返血中の血液回路内圧を連続監視できます。これにより、返血中に圧力変動に影響するトラブルを検出でき、より安全に返血できます。

2.クランプカバー/クリーンポートキャップ状態監視

クリーンポートキャップ、生食/補液クランプカバー、オーバフロークランプカバーの計3箇所の開閉状態を監視し、安全性を更に向上します。
例えば、クリーンポートキャップは治療後に閉止しなければオンライン補充液抽出部を洗浄・消毒できません。万が一、閉止操作をお忘れの場合はその旨をお知らせし、適正な使用をバックアップします。

3.生体モニタリングによる安定透析の支援

1.血液モニタ

光学センサとIR温度計により、体外循環血液のヘマトクリット(Ht)値、ヘモグロビン(Hb)値、循環血液量変化率(⊿BV%)、血液温度を測定・監視します。

2.透析液排液モニタ

透析液回路の密閉系外に配置した透析液排液モニタによって、特定周波数の深紫外線を照射したときの吸光度を溶質濃度に換算します。

4.緊急時における即応機能の充実化

1.一時処置

⊿BV%が閾値を下回ったとき、または急激に低下したときに注意報でお知らせします。また、同日に医療従事者が患者さんのもとに駆け付けるまでの一時的な処置として、停止を含む除水速度変更および血圧測定を開始します。

2.緊急時自動返血

停電などによる透析液供給停止など早期再開を見込めない場合に、ダブルチャンバ方式の特性を応用し、装置内に貯留している清浄化透析液を用いて自動返血できます。また、必要な際には自動でガイダンス画面が切替わり、通常と同等の手順で操作できます。
  • 通常時のガイダンス画面

  • 緊急時のガイダンス画面