生体モニタリング : 各種デバイスとそのモニタリング対象

1.体外循環血液 ―血液モニタ―

概要

光学センサとIR温度計により、体外循環血液のヘマトクリット(Ht)値、ヘモグロビン(Hb)値、循環血液量変化率(⊿BV%)、血液温度を測定・監視します。

2.再循環測定

清浄化透析液または生理食塩液で希釈した血液をマーカとして、血液体外循環中の再循環率を事前設定または任意設定のタイミングで測定できます。

3.脱血圧 ―動脈/PD圧測定技術の応用―

概要

消耗部品や特殊なセンサを用いることなく脱血圧および実血流量を測定可能です。また血液回路のピローが不要で、ピローよりも高精度かつ定量的に連続監視できます。

4.透析効率 ―透析液排液モニタ―

概要

透析液回路の密閉系外に配置した透析液排液モニタによって、透析液排液に基づいて標準化透析量(Kt/V)および尿素除去率(URR)を測定できます。

5.身体組成 ―身体組成分析装置MLT-550N―

概要

生体インピーダンス測定結果に基づき、身体組成(体水分量、細胞内液量、細胞外液量、除脂肪重量など)を分析します。 透析患者さんのドライウェイト、栄養管理の指標などとして活用できます。