管理・専門職による座談会

東レ・メディカルに入社した理由は? 東レ・メディカルってどんな会社? などなど、 2003年入社の管理職、同期3名に本音で語ってもらいました。

人事

皆さんこんにちは。本日は当社への選考応募を考えている学生の方々に当社の雰囲気を余すところなくお伝えするために、2003年入社で現在管理・専門職として活躍されている同期3名の方に集まっていただきました。皆さん、本日はよろしくお願いします。

一同

よろしくお願いいたします!

人事

さて、早速なんですが、東レ・メディカルに入社を決めた理由について教えてください。

國嶋

早速だね~(笑)。真面目な話をすると、説明会や選考課程でいろんな人と出会えたことかな。あと、少人数の説明会や選考を通じて来社頻度も多くなじみやすかったことかな。

立花

私はもともと医療業界で働きたいと思っていて、東レ・メディカルが私の通う大学で開催していた説明会に参加したことがきっかけで選考を受けてみたんだよ。そのまま選考も順調に進んでいったから、これもご縁なのかなって感じて入社を決めたんだ。

堀井

私の場合はどの会社よりも学生の話を聞いてくれる時間と場所を設けてくれたことかな。医療業界に就職した大学の先輩がいて、その先輩が推薦する会社の一つに東レ・メディカルの名前があったからさらに安心感があったと思う。東レグループという点も決め手の一つだったな~。

人事

社外の方からご紹介いただけるのはうれしいですね。ところで、東レ・メディカルではいくつかの部門(透析、医療用具、救急集中)に分かれて事業を運営しておりますが、他部署との関わりや社内の協力体制について教えてください。

國嶋

透析事業では営業、メンテナンス、さらには開発のチームが一体となって運営していますね。例えば、メンテナンスの社員がお客様からご要望や改善箇所をいただいたとします。すぐに解決できるのであればメンテナンス、営業が連携して対応しますが、中にはどうしてもすぐには解決できないこともあります。その際は、改善要望を開発チームに伝えて、後継機種で検討していけるような体制を整えています。

立花

そうだね。あと、情報っていろいろな方面から入ってくるんですよね。例えば、國嶋さんが話したように、営業からの情報であったり、機械をメンテナンスしている社員からの情報だったり。私の部署ではこれらの情報を集約し、開発チームと連携をとって、よりよい製品を作っていくための橋渡し役を行っています。情報の橋渡し役としてだけでなく、営業・メンテナンスからの依頼があればお客様の元へ同行し、一緒に説明会を行うなど販促面でのサポートも行ってます。

堀井

当社の営業は専門性を高くするため、透析製品、医療用具、救急・集中治療製品と製品毎に分かれてるんだよね。だから自分が初めて訪問する病院や先生であっても、他部門の担当者と面識があったりするケースもあるんですよ。なのでそんな時はそういう方に紹介してもらったり部門の垣根を超えて一緒に同行したりすることもよくありますよ。
他にも、部門をまたいで営業同士で連携を取ったり情報交換をしてますね。社員がそこまで多くないので、他部門とも比較的コミュニケーションをとりやすい環境なのかなって思います。

人事

これまでのご自身のキャリアの中でターニングポイントとなった経験はありますか。

立花

ちょうど10年くらい前かな?新機種で発売された医療機器で販売後にどうしても至急対応しなければならない事例があり、既にお客様のところで使用されている機器でしたので、迅速かつ丁寧に説明してご理解いただくことが必要でした。その際は自分自身が中心となって営業やメンテナンスに対応をお願いしました。いや~あの時は辛かったですね。全営業、メンテナンス社員に影響を与える仕事ですし、何より一番はお客様、患者様にもご迷惑をかけてしまうので。でもそれを経験して一段高い視野をもって仕事ができるようになりました。あと何事にも動じなくなったかな。

國嶋

そうだね~あの時は大変だったよね。

立花

そうだね。でもそれを経験したからこそ、今の自分があると思う。同じことを繰り返さないためにも体制を整えることもできたし、自身や部下の失敗でも大体のことはリカバリーできる自信がついたかな。

人事

國嶋さんはいかがですか。

國嶋

私は2009年に異動になったことがターニングポイントかな。担当となった地区は当社のシェアが高く、会社の中でも重要な地域でした。さらには透析治療における高名な施設も担当させていただいたんですね。入社7年目の自分にとってはかなりハードルの高い仕事だったなと思います。でも、期待に応えられるように一生懸命取り組んで自分なりの成果を出せたし、与えられた試練をこなしてきた経験が今の糧になっているんじゃないかな。当時は必死だったけど、今振り返るとすごくいい経験だったなって思いますね。

人事

堀井さんはいかがですか。

堀井

私は入社6年目に営業からマーケティングへ異動したことが転機かな。でも異動したての頃は、とにかく営業に戻りたくて上司に異動希望を出し続けてました。

一同

(笑)

堀井

でも当然異動したてでそれが叶うことはないよね(笑)。マーケティングの業務は、現場のニーズを汲み取って新製品を企画・導入していくことが役割なんだけど、実際に新製品を導入していく過程には、いろんな社内関係部署(薬事、購買、物流、法務等)と何度も調整や打ち合わせを行うことが必要で、その点は営業時代では経験したことがなく苦労しました。さらに最終的には決定権のある社長や部門長に承認していただく必要があるので、メリットを簡潔に分かりやすく伝えることに苦心しました。今また営業現場に戻ってみてその時の苦労や経験が仕事に活きているな、と感じることが多々ありますね。

人事

皆さん色々ご苦労されて今があるのですね。
話は変わりますが、管理・専門職になって後輩・部下との接し方で気を付けていることについて教えてください。

立花

私は優しく温かく見守るスタンスでいるようにしています。能力や力量は人それぞれだから、個々のキャパに応じて任せる業務を判断するように心掛けていますね。

堀井

そうだね。自分もとにかく部下の話を聞くようにしている。前までは「1」聞かれたら「10」答えていたけど、ある時、それじゃあ部下が成長しないなと思い、今はまず部下に考えさせ、考えた内容を一旦聞くことを意識しているんだよ。だから、部下から「こうしたい」と言われたら、「わかった」と受け止めて、助言も最低限にとどめるようにしているよ。

立花

そうだね。昔は、仕事は「1」言えば「10」伝わるとか言われてたし、自分も最初はそういうものかなと思っていたけど、いざその通りにやってみると、全くコミュニケーションが取れなくて戸惑った経験があったな~。それからはできるだけ部下とコミュニケーションを多くとるように心掛けているんだよね。

國嶋

私の場合は目線を落とすようにしているかな。自分がやっていたことを他人に落とし込んでもできるかどうかは人それぞれであって、今の本人の力量がどのくらいあるのかをよく見るようにしているんだよ。「できないことがダメ」ではなくて、「どこまでできるのか、どうすればその上のレベルまでできるようになるのか」を説明し一緒に考えるようにしているよ。

人事

なるほど、皆さんそれぞれのやり方でマネジメントされてますが、「相手のことを考える」ことや「思いやる」というのは共通事項なのですね。続いての質問ですが、東レ・メディカルはどんな会社ですか

國嶋

他の会社を経験してないから何とも言えないけど・・・。
真面目な社員が多い印象かな。社内外に関わらず、人に対する言葉遣いや対応が丁寧な人が多い印象はあるよね。

立花

そうだね。働く環境もいいと思うし、日々進歩していく医療のために継続的に仕事があるということはありがたいことだと思うよ。雇用を守り、従業員を大切にしていく風土があるんじゃないかな。

人事

今後、皆さんはどのような会社にしていきたいと思いますか。

堀井

若い人材がどんどん活躍できる環境にしていきたいですね。組織としての新陳代謝を向上させていけば、組織のスピード感や会社の原動力につながると思うので。そして「自分が社長になって変える」というぐらいの気概を持った若手がより増えていくとを期待したいですね。

立花

医療に貢献している会社なので、これからも患者様のためになることを第一に考えて業務を進めていきたいですね。

國嶋

皆が活発に意見を出し合い、決めたことは責任をもって実行していく、そういう強かな組織・会社にしていきたいですね。

人事

最後に、皆さんはどのようなメンバーと一緒に働きたいですか。

堀井

いちばんはチームを大切にする人。個人の業績も大切だけど、いろんな人との協力体制のもとに自分の業績が出せるっていうことを理解してもらいたいね。最終的には課・部・会社という「チーム」で医療に貢献していかなければならないからこそチームファーストの精神がすごく重要かな。

國嶋

何事にも前向きに取り組める人。どんなに大変なことでも「何とかやってみよう」と常に前向きに考えられる人は強いし、どんどん成長していくと思います。

立花

失敗してもいいと思える人。最初からこれが正解っていう仕事はなくて、自分なりに考えてやってみたことがあとから評価されて、正解や失敗がわかるものです。ですので、自分でしっかりと考えてこれをやろうと決断した仕事に対しては、正解/失敗抜きで取り組める人が良いなと思います。

人事

どれもとても大切な姿勢や心構えですね。皆さん、本日は色々なお話を聞かせていただきありがとうございました。