2023年11月22日
本お知らせは当社の取り組みを報道関係者等をはじめとするステークホルダーの皆様に公平かつ適切なタイミングでお知らせすることを
目的としたものであり、一般の方への製品情報の提供や顧客誘引を目的としたものではありません。
東レ・メディカル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田邉 充、以下「東レ・メディカル」)は、このたび、株式会社ジョリーグッド(本社:東京都中央区、代表取締役:上路 健介、以下「ジョリーグッド」)が開発・提供する医療バーチャル・リアリティ(以下「VR」)セルフ制作サービス「JOLLYGOOD+make」※1を導入し、東レ・メディカルが手掛ける透析事業、救急・集中事業、医療用具事業の全製品群に対して、VRコンテンツ制作を開始しました。
幅広い事業領域において、リモート環境下でも可能な体験型トレーニング機会を普及させることで、いつでもどこでも臨床現場での使用を疑似体験できる環境を整え、医療従事者に対する医療教育の習熟度向上と技能向上に貢献します。
近年、医療現場においては、コロナ禍で普及した医療従事者に対するリモート研修ニーズや医師の働き方改革※2、医療現場でのタスクシフト推進※3などに伴う環境変化への対応が求められています。そこで東レ・メディカルは、VRセルフ制作サービスを導入し、製品分野の規模に関わらず、臨床ニーズに沿ったVRコンテンツを制作することで、医療従事者の製品知識の深耕や技術習得をこれまで以上にサポートすることが可能となりました。
VRコンテンツは、360度カメラで撮影した医療現場を当事者目線で見るため、従来の一般的な説明動画と比較すると没入感があり、より内容が理解しやすくなります。また、得られる情報量が多く、視聴者の職種や技能レベルによって効率よく学習することができます。施設が遠隔地にあり症例見学やトレーニングの機会が少ない場合にも、場所や時間に制限されることなく、オンラインでの体験学習が可能です。
コンテンツの使用例としては、360度の視野を活かして術中の医療スタッフの動線やチーム連携を確認すること、ベテラン医療従事者の緊急時の対応や判断スピードなど質の高い動きを一人称で体験し教育すること、タスクシフトにおけるトレーニング、職業安全・感染対策が行き届いている施設の疑似症例見学などが想定されます。
また、東レ・メディカルでは東レグループの中期経営課題“プロジェクトAP-G 2025”において積極的な海外展開を掲げており、言語や文化の違いに関わらず医療機器の扱いに関する情報を正確に伝えられるよう、VRコンテンツを有効的に活用します。
今後は、完成したコンテンツから順に学会や製品説明会等に展開し、2023年度は1,000人、2025年度には3,000名の国内外の医療従事者(医師、技士、看護師等)に体験・使用いただく計画です。
東レ・メディカルは、「命と地球を守る製品とサービスで社会に貢献する」という東レグループ医薬・医療事業の方針の元、患者様の健康や安心安全に加えて、それを提供する医療従事者の日々の業務への貢献を目指し、医療分野のデジタルトランスフォーメーションを推進してまいります。
以 上
<用語説明>
<本件に関するお問い合わせ先>
東レ・メディカル株式会社
東レ・メディカル株式会社 マーケティング戦略室
(担当:石塚、馬場) TEL:03-6262-3822