2021年7月8日
本お知らせは当社の取り組みを報道関係者等をはじめとするステークホルダーの皆様に公平かつ適切なタイミングでお知らせすることを
目的としたものであり、一般の方への製品情報の提供や顧客誘引を目的としたものではありません。
東レ・メディカル株式会社(本社:東京都中央区、社長:田辺信幸)は、この度、静岡工場(静岡県沼津市)にて新たに開発し、厚生労働省から製造販売承認を取得した多用途透析装置「販売名:透析用監視装置TR-10EX」(以下、TR-10EX)を、2021年7月より本格販売いたします。
今回発売するTR-10EXは、現在国内医療機関にて使用されている「透析用監視装置TR-3300M」の後継機種で、透析液を用いた自動化機能、装置統合管理支援システムとの連携による業務効率化の実現に加え、液晶ディスプレイの大型化による視認性・操作性を向上させた新製品です。
本製品は、「安全・安心な透析医療への貢献」および「合理的・効率的な透析システムの構築」をコンセプトに掲げ、①安定透析の支援、②災害・緊急事態への備え、③操作・メンテナンスの効率化、④運用の合理化、の4点に重点を置き開発しました。
日本国内における慢性透析患者数は年々増加し、約34万人に達するとともに、導入患者の平均年齢は70.4歳と高齢化も進んでいます(2019年末:日本透析医学会統計調査)。透析治療の多様化や透析患者の高齢化、医療スタッフのタスク・シフトやタスク・シェアなど透析を取り巻く環境変化に加え、災害・緊急事態リスク軽減に対応できる多用途透析装置です。
当社は透析治療のトータルソリューションを提供する透析システムメーカーです。
①透析用水作製装置(RO装置)、②多人数用透析液供給装置、③多用途透析装置、④透析管理システムの透析関連装置を一貫生産しています。この特徴を活かし、今後も医療スタッフ・患者ニーズに適した透析関連装置及び業務負荷軽減につながるシステムを提供することで医療従事者の利便性向上を目指します。また、様々な生体モニタリング機能を搭載した多用途透析装置および生体適合性に優れたダイアライザ(「フィルトライザー®」「トレスルホン®」「トレライト®」)、ヘモダイアフィルタ(「トレライト®HDF」、「トレスルホン®NV」)を提供することにより、安定透析の実現に寄与し、透析患者のQOL(生活の質)向上に貢献してまいります。
製品の詳細については、下記の通りです。
- 記 -
販売名 | : | 透析用監視装置TR-10EX |
一般的名称 | : | 多用途透析装置 |
承認番号 | : | 30200BZX00077000 |
規制区分 | : | 高度管理医療機器/特定保守管理医療機器 |
以 上
<東レ・メディカル会社概要>
<用語説明>
<写真1>
<写真2>