多人数用透析液供給装置 TC-R

多人数用透析液供給装置 高度管理医療機器(クラスⅢ), 特定保守管理医療機器, 設置管理医療機器  22700BZX00347000

多人数用透析液供給装置 TC-R

TC-R製品カタログ(第4版)(カタログ)

特長

  • 安全性、信頼性
    流量計および原液ポンプの単一故障時にも運転を継続することができるバックアップ機能を備えています。
    また、長年培った当社独自の連続ミキシング方式を継承し、信頼性の高い透析液調製を実現致します。
  • 操作性、作業性
    装置のスリム化を実現し、設置面積を10%縮小(当社従来装置比)しました。装置左右のスペース確保が容易となり、メンテナンス環境が向上します。
    大型LCD(12.1インチ)および表示灯により、操作性、視認性をさらに向上しています。
  • 高機能化
    装置のスリム化に加え、透析液調製・供給能力を向上し、最大70床(透析液流量 500 mL/min/台)まで対応可能です。
    さらに、濃度フィードバック機能により、透析液原液の一時的な変動に対応でき、安定した透析液を継続的に供給することができます。
  • クリーン化
    A、B原液ラインに“TORAY ETRF TE-12R”(フラッシング機能付き)を搭載可能とする、原液ラインETRFユニットの搭載により、高い清浄度の原液を供給します。
    また、効率・効果的に消毒する2段階薬液消毒機能を搭載しています。
    ※ETRF:endotoxin retentive filter(エンドトキシン捕捉フィルタ)

用途

透析治療において、透析液原液(A原液、B原液)と透析用水(RO水)を連続比率混合方式により所定比率で正確に混合し、複数台数分の透析液を調製して透析用監視装置などに供給します。国内において標準的な透析液(バイカーボネート透析)の希釈倍率は35倍で、その希釈比率はA原液:B原液:RO水 = 1:1.26:32.74です。

製造販売元:

東レ・メディカル株式会社

販売元:

東レ・メディカル株式会社

型番・仕様等

製品仕様

電源 交流 単相 100 V±10 % 50/60 Hz 1.5 kVA : 標準
2.0 kVA : 脱気ポンプユニット※1搭載時
交流 三相 200 V±10 % 50/60 Hz  40 kVA : 加温ヒータユニット※1、2搭載時
外形寸法(W×D×H) 540 mm × 700 mm × 1,700 mm : 標準
540 mm × 830 mm × 1,700 mm : 加温ヒータユニット※1搭載時
空質量 約 250 kg : 標準
約 285 kg : 加温ヒータユニット※1搭載時
給水条件 圧力 0.1~0.3 MPa(給水時)※3
温度 25~35 ℃ :標準
8~35 ℃ : 供給能力25 L/min未満、加温ヒータユニット※1搭載時
12~35 ℃ : 供給能力30 L/min以上、加温ヒータユニット※1搭載時
流量 透析液供給量+2 L/min以上
水質 透析用水基準に適合(JSDT透析液水質基準)
透析液調製供給能力 圧力 約 70 kPa
温度 25~35 ℃
流量 5、10、15、20、25、30、35 L/min
透析液調製方式 連続比率混合方式
(標準比率 A原液:B原液:RO水=1:1.26:32.74)
脱気方式※1 ポンプ脱気方式
加熱方式※1 電熱式ヒータ加温
対象療法 バイカーボネート透析
消毒方法 薬液消毒 高濃度(希釈可能範囲 : 20~1500倍)
     低濃度(希釈可能範囲 : 50~3500倍)

機能・オプション構成

自動運転(スケジュール)
自己診断
濃度フィードバック制御
運転データ自動記録
2段階薬液消毒
インターバル洗浄
サンプリングポート(透析液、B希釈液)
緊急運転
原液ポンプバックアップユニット
透析液調製・供給能力 30 L/min以上※4
透析液調製・供給能力 25 L/min以下

加温ヒータユニット
脱気ポンプユニット
給水加圧ポンプユニット
原液ラインETRFユニット
原液ライン液置換ユニット
限外濾過フィルタユニット
モニタ連動
透析液ループ配管※5
限外濾過フィルタユニット
モニタ連動


表示灯
漏水検知
外部モニタ
データ通信
原液タンク
薬液タンク
  1. オプション機能です。
  2. 供給能力に応じて必要なヒータ容量が異なります。
  3. 供給能力によって、給水圧力の条件が異なります。
    <参考>供給能力が30L/minの場合の給水圧力は0.25~0.30MPa(給水時)
  4. バックアップ運転中は透析液調製・供給能力が25L/min以下となります。
  5. 透析液調製・供給能力が25 L/min以下の場合、搭載可能です。
    また、リターン流量に制限が生じる場合があります。