イノウエ・バルーン

特長

僧帽弁狭窄症の治療用に開発されたバルーンカテーテルです。

1. 1本のバルーンカテーテルで十分な弁拡張操作を行うことができます。
2. バルーン部の外径を細くすることができるため大腿静脈より経皮的に血管内に挿入できます。
3. バルーン形状が充填量に従って変化するため狭窄部位への位置付け操作が容易です。
   -心房中隔穿刺後、弁拡張までの操作が短時間で行なえます。
4. 弁拡張時のバルーン外径を希釈造影剤の充填量で調節できるため、1本のバルーンカテーテルが以下の範囲で適応可能です。
5. 特殊なバルーン構造により、
   -拡張力が強く、十分な弁拡張効果が得られます。
   -バルーンの膨張・収縮がスムースで、弁口閉鎖時間は5秒以内です。
6. 開胸しないで済むため、手術時間、入院期間が短くて済みます。
   -体力の衰えた高齢者や腎不全、妊娠、心臓悪液質の患者にも適応可能です。