事業展開

透析事業領域

安心・安全で効果的な透析医療の実現へ、高品質な透析関連製品でサポートします。

世界で唯一のPMMA(ポリメチルメタクリレート)製中空糸膜使用の透析器、ポリスルホン製中空糸膜使用の透析器や血液回路など、通常の透析治療に必要な機器を取り揃えております。
また透析関連装置として、逆浸透法精製水製造(RO)装置から多人数用透析液供給装置、透析用監視装置、個人用透析装置および透析管理システムに至るまでの統合的な透析システムを、自社で一貫製造しています。各種の透析関連医療機器と合わせて、東レ・メディカルは、透析をトータルでコーデイネートします。

救急集中治療事業領域

独自の急性血液浄化技術で、救急・集中治療をバックアップします。

東レ・メディカルの急性血液浄化関連製品事業は、1994年にスタートにしました。主力製品の「エンドトキシン除去向け吸着型血液浄化用浄化器」は、滋賀医科大学の外科学第一講座と東レの繊維研究所との産学協同で開発された製品です。1981年のコラボレーション開始から13年を経た後、発売を開始しました。
国内では敗血症患者の病態改善を目的に、全国のICU、救命センターを中心に施行されています。現在では、血液浄化の先進諸国であるヨーロッパを中心に、海外にも事業展開しています。
その他にも、「持続緩徐式血液ろ過器」、「血液浄化用装置」、「緊急時ブラッドアクセス留置用カテーテル」など、急性血液浄化に必要な製品を提供しています。 今後も上記の主力製品に加え、救急治療、集中治療に貢献できる高品質な製品の提供を目指していきます。

医療用具事業領域(ホスピタルプロダクツ事業領域)(IVR事業領域)

手術用手袋から治療用カテーテルまで、さまざまな領域での先端医療に貢献しています。

現在、医学の現場では、患者への負担を少なくして手術と同等の効果を得ようとする「低侵襲療法」の開発が進んでいます。この治療法で医師がメスの代わりに手にする医療機器の一つがカテーテルという細いチューブで、体腔や血管の中に挿入して使います。東レ・メディカルはこうした分野でも高性能カテーテルを多数扱い、患者の負担軽減に貢献しています。
また、僧帽弁狭窄症治療用カテーテルをはじめ、東レオリジナルのヘパリン化親水性材料を使用したカテーテルのほか、手術用手袋など、手術室関連商品、循環器科・麻酔科・放射線科・泌尿器科領域商品など多種多様な関連商品を取り揃え、病院の様々な医療機器のニーズに対応し、キメ細やかなサービス体制で販売しています。
高品質の医療機器は患者の負担、苦痛を軽減することにもつながります。これからも海外での評価の高い医療機器の情報を収集して、ラインナップの充実を図っていきます。

海外事業領域

グローバルに、地域特性に合わせた製品の提供とサービスを通じ 医療現場をリードします。

1982年に医療製品の海外向け販売をスタートし、現在では東レ・メディカルの海外市場は、90ヶ国以上に及びます。
取扱い製品も、透析機器・心臓治療用カテーテル・敗血症治療用血液浄化器のほか医薬分野にまで拡大し、そのラインナップは年々拡がりを見せています。特に米国・欧州には経験ある社員が駐在しており、各地からもたらされる情報を活かして、顧客満足度の高い世界標準での製品づくりに役立てています。
東レ・メディカルは、地域に根ざした代理店と、グローバルなネットワークを持つ東レグループとの強い連携のもと、2011年にスタートした中国の透析機器新工場での新市場への供給体制を確立しながら、良質で高度な医療製品を通じて、国際社会に貢献します。